極東 森林利用の新しい時代へ
環境セミナー論文集をアップしました。こちらから
「2012 植林ボランティアツアーinハバロフスク」募集のお知らせ
2011植林ボランティアツアー in ハバロフスク
ハバロフスクテレビ放送局
ニュース映像和訳
記者:セルゲイ・シテファン、ドミトリイ・ポクシャ
記 者:環境部隊がハバロフスク郊外に上陸しました。 日本の武蔵野市から来た9人のボランティアが、ハバロフスクの学生ともに極東の森林の復活を行っています。 一日のみでチョウセンゴヨウの1000本の苗木を植栽しました。
(サクラサクラの歌を合唱する)
作業を始めるに当たって歌を歌うのはロシアの習慣ですが、今回は、日本の歌を歌います。
武蔵野市民とハバロフスク市役所が13年前に友好の森における毎年の植林作業協定書を締結してから初めて、今年は日本のボランティアが来られない恐れがありました。
日本で起こった大変な地震のため、普段は30人ほどが来るボランティアが、今回はヘフツィル地区に9人で植林を行います。
イワノワ国際交流局長:『日本のメンバーから話がありましたが、今回の震災でロシアがもっとも大切な支援を与え、災難が起こった地域ではロシアの救援隊がどこよりも早く、また長く救援活動を行いましたので、そのお礼もこめて植林プログラムを中止せずに、継続を願って実施することになったそうです。』
記 者:誇りある日本人は、どうしても植林を継続したいと思ったのです。 苗木代は、日本の緑の募金が負担しました。旅費はボランティアの負担です。
根来美和子さんが80歳なのに、こちらに来たのは休暇のためではありません。
(80歳でロシアに来て木を植えるのは大変ではありませんか?)
根来さん:『それは、人によって違うでしょう。私は、喜んでこんなに面白くて大切な仕事に励みます。年齢は邪魔になりません。この森林がいかに成長するかは私は見られないとしても、それは日露友好の強化への私の貢献になります。』
(今回は、どのような方々が参加していますか?)
安藤理事長:『今回は植林とともに、太平洋大学で環境セミナーを実施しましたので、それに参加した学者の方々もいます。グループのメンバーは、ハバロフスクの郊外に木を植えるために自費で参加してくださった方々です。』
記 者:ロシアの森の作り方は、日本の学者は参考書だけで分かっていますが、実際はそれほど簡単なことではありません。ですから将来林学者になる学生が応援に来ました。過去の10年で、日本のボランティアは、ほぼ3万本の植林をしました。
シェロガエフ営林署長:『成熟したチョウセンゴヨウは、1ヘクタール当たり200本あれば十分で、チョウセンゴヨウの林ができます。
今回は、1000本を植えます。
記 者:つまり、5箇所の林が出来るという意味ですか。
シェロガエフ営林署長:『はい、その通りです。』
記 者:本江一郎教授は世界でも有名な生物学者で、現在ボルネオ大学の教授ですが、毎年ハバロフスクにいらっしゃいます。今回は植栽の新しい技術を持ってきました。教授の考えによれば、チョウセンゴヨウは、このような製紙製ポットを使って植えます。そのさい、金属のシャベルを使わない方がいいとのことです。
太平洋大学のヴィヴォドツェフ博士は日本のノウハウを試みるために実験場所を与える用意を示しました。
ヴィヴォドツェフ先生:『我々は、実験のために15個とコントロールのための15個を用意します。
新しい方法がどんな結果を発揮するか、比較するつもりです。』
八月には日本から児童の代表団がハバロフスクに来ることになっています。
若い環境学者は、伝統に従い友好の森で木を植える予定です。
むさしの・多摩・ハバロフスク協会はシベリア・タイガを守っています
特定非営利活動法人 むさしの・多摩・ハバロフスク協会では武蔵野市をはじめ多摩地域の方々のハバロフスクとの交流の母体として、市民活動の力を生かした様々な事業を展開しています。植林活動はもとより、シベリアの広大な自然をフィールドとした野外活動やリフレッシュを目的とした自然体験など、心温まるロシアの人々との交流をベースに企画、実行しています。
また、地球環境保全の立場からシベリアの寒帯林や野生生物の保全に対する様々な支援や調査活動を行っています。
植林をやろう、シベリアに木を植えよう
チョウセンゴヨウマツの植樹、生育実験や針葉樹の植林などを行っています。 針葉樹は21年間で約6万本を植えることができました。地球のたからもの、シベリアタイガ
地球上最大の樹林シベリアタイガはアマゾン川の熱帯雨林、ボルネオ・カリマンタン島の熱帯雨林を凌ぐ最大の針葉樹林帯です。いま、その森が危ない。面積およそ9億4000万ヘクタール、ハバロフスクとその周辺だけに限っても3億5000万ヘクタールに及びます。東京都の人工林、天然林を合わせた森林面積は8万2000ヘクタール。極東の森林は東京の4000倍あります。その森林が火災、無秩序な伐採、開発などにより極めて危険な状況にあります。この寒帯林をまもる努力を進めています。ロシアとの出会いを作っています
ロシアは音楽、文学、バレエ、絵画と優れた芸術の国。料理など身近な興味深いテーマを設けて、ロシアの文化、民族、歴史に触れる交流会を開催しています。ロシア正教の教会
自然と共に野外活動を通じて国際交流
シベリアの大地を育む森林は多彩な生物種保全の場であると同時に、野外活動の場として優れたフィールドです。森林は水を育み、豊かな川には多様な生物種、空には様々な鳥類。大自然の中でロシアの青少年たちと野外活動を通じて交流を行っています。同時に、野外活動は環境教育にとって最適な場。自然の優しさ、大切さを体で感じます。私たちはこんなことをしてきました。
- ロシアの市民との交流
- 森林と環境、野外活動などについての講演会、シンポジウムの開催
- ロシア語教室、ロシア体験セミナーなどの開催
- セミナーなどの開催
- ハバロフスクでの針葉樹の植林活動、桜の木の実験植林など
会員になるには
正会員、賛助会員には、どなたでもなることができます。会員の種類と年会費
賛助会員 | 年会費 |
個人 | 一人2,000円/一口 |
家族 | 一家族 3,000円/一口 |
法人・団体 | 10,000円/一口 |
正会員 | 年会費 |
個人 | 一人5,000円/一口 |
家族 | 一家族 6,000円/一口 |
法人・団体 | 13,000円/一口 |
ただし、何口でも加入できます。
会費はシベリア寒帯林、北方林の保全保護活動の資金となります。
年会費は会計年度ごとにお納めください。
(会計年度:毎年4月1日から翌年3月末日まで)
ご送金先
三菱UFJ銀行 吉祥寺支店(店番220)普通預金 0041070
特定非営利活動法人 むさしの・多摩・ハバロフスク協会
トクヒ)ムサシノタマハバロフスク
ゆうちょ銀行 〇一九店(019)
当座預金 0655125
NPO法人むさしの多摩ハバロフスク協会
クレジットカード
https://syncable.biz/associate/mtxa
ご入会の方法
入会ご希望の方は、下記の事務局までご連絡下さい。特定非営利活動法人 むさしの・多摩・ハバロフスク協会事務局
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-15-25
電話/Fax: 0422-23-5351
E-mail : mail@mtxa.org